- 2022/12/17 更新
【はやみや】稲作体験への軌跡~2021 to 2022~
子どもは土、砂、泥と、色々な土に触れて遊びます。感触遊び、おままごと等の見立て遊び、スコップやシャベルを使って掘ったりダイナミックに山を作ったり、畑の土に触れ作物を育てたり…。様々な種類の土があり子ども達はそれに直接触れて様々な原体験による刺激を受けて成長していきます。
どろんこ遊びで滑らかで触り心地の良い泥に触れて遊ぶ事は、心身共に開放感を感じる事がよりできます。
かねてより是非子ども達により良い泥でどろんこ遊びを楽しんで欲しいという想いから3年前から構想を練り、2年前(2021年度)、タライに荒木田土を入れてどろんこ遊びをしました!そしてそれを利用した稲作体験への挑戦が始まりました!今回は稲作体験の現在までの軌跡をお伝えできたらと思います。
初めての泥、初めてのコーナーです。みんな興味津々です。
初めてきめ細かく、滑らかな荒木田土に触れた早宮っこ!いい笑顔です!
たくさん遊んだ後に、これも初めて稲作をしてみました。最初はほんの数株からの始まりでした。
すくすくと育ってくれて秋には少量ですが収穫を体験する事ができました!
この頃、黒土を入れて設営されていたどろんこコーナーがあったのですが、経年劣化により枠組みが壊れてしまったり、少しずつ普段の遊びの中で砂と混ざってしまいどろんこ遊びが出来なくなってしまっていました。
これを機に、改修と土の入れ替えを行いました!
そして入れたのは荒木田土です!さぁみんなでおもいきりどろんこ遊びをしましたよ(^^)
先生も一緒になってどろんこになりました。
今度はたくさん植えられました!育つかみんなドキドキです…
コーナーの中心に水道から水をひいて、水が出るようにした井戸も設営されました!暑い夏を、冷たい水に触れてたくさん楽しみましたよ♪
そして気温がどんどん上がり、何度水を入れても水田の水が干上がってしまう事態に…!
職員だけでなく子ども達も一緒にその都度水を汲んで入れて頑張りました(^^)
水位が一定になり、ボウフラがわいてきました…!
メダカを放流して対策!ヤゴも生まれて子ども達が水辺の生き物を観察できるようになりました(^^)
色々なトラブルも子ども達と一緒に乗り越えてついに…
実りました!収穫です!
充分な収穫量となりました!
脱穀に精米までの体験もしましたよ。職員も初体験で手探りです(汗)
手作り千歯扱きです。難しかったね。
布ヤスリやザルでもみ殻を擦って玄米にしていきます。これもなかなか出来ず難しい(汗)みんなで行いました。
苦労の甲斐あってたくさんの玄米が出来ました。
白米に精米して4.5合程のお米が出来ました!
炊飯していざ実食です!
新米!早宮米です!!
給食の時に食べました!「甘い!」「全然違う!」「もちもちしてる!」
やはり味は全然違いました!子ども達もたくさんの笑顔で「おいしい!」と言ってくれました(^^)
荒木田土で全身で感触遊びを楽しみ、井戸を使って、水辺の生き物も観察出来て、そして稲作の収穫体験も出来るコーナーが早宮保育園に出来ました!これからもたくさんの経験を楽しみながら子ども達に体験していってほしいと思います。